中間ストーリー

正男
正男
「…いってー。ここどこだ?」
キノヒオ
キノヒオ
「ここは…森のようですね。
 クッバ城からそう遠く離れた場所ではなさそうですが。」
正男たちは幸いにもエアバックによって助かったようだ。
正男たちがたどり着いた場所は鬱蒼(うっそう)とした森で、
すぐ近くには石でできた遺跡のような建物があった。
正男
正男
「キノヒオ…俺は車がぶつかったこの建物がちょっと気になるなあ。
 車は壊れちまったし…とりあえず調べてみるぜ!」
正男はそう言うと、車から降り正面の建物の調査を開始した。
キノヒオ
キノヒオ
「カルラさんが言いかけた場所…私も気になりますが
 私は車の修理をしておきます。車が使えるのに越したことは無いですから。」
正男
正男
「そうかー!
 頼んだぜキノヒオ!」
正男
正男
「しっかしどうなってんだー…?
 この建物…入口がどこにもねえじゃねえか…。

 ん?壁のこの部分だけ…他のと色が違う気がするな‥‥‥。
 よし、押してみよう。」
正男は建物の壁のなかで少し濃くなっている部分を押した。
正男
正男
「な…なんじゃこりゃああああ!
正男の悲鳴(?)を聞いてキノヒオがすぐに駆け付けた。
キノヒオ
キノヒオ
「正男さんどうしたんですか?」
正男
正男
「色の違う壁を押したら
 その壁から番号を入力する装置みたいなものが現れたんだ。
 正しい番号を入力すれば入れるかもしれないぜ!」
キノヒオ
キノヒオ
「おおーっ!さすがです正男さん!
 最近妙にキレがいいですね!!」
正男
正男
「そりゃあ…浩二もカルラもいない今…
 俺がしっかりしなくちゃって思ったからさ。

 悲しんでるだけでは駄目なんだ。
 人はそこからどう乗り越えていくかなんだ
 …って結論に俺は至ったぜ。」
キノヒオ
キノヒオ
「なんかいつもの正男さんじゃ到底出てこないセリフですね!
 ところであの。番号入力装置にはどんな番号を入力しましょうか。
 …今キレキレ絶好調の正男さん。どうですか?」
正男
正男
「う~んそうだなあ‥‥‥」
正男はあたりを見回してあるものにピンときた。
正男
正男
「お。
 カルラの車のナンバーはどうだろー。
 ここに来られたのもカルラの車のおかげだし。
 少なくとも無関係ではないと思うぜ!」
キノヒオ
キノヒオ
「よし…では入力してみますね。
 ほいほいほいのほいっと…!」
番号入力装置
 ピー。モンノロック ヲ カイジョシマス。
キノヒオ
キノヒオ
「あ。壁の扉が開きました!
 …なんか上手くいきすぎて逆に怖い気もしますが。」
正男
正男
「そんなこと言うなよー、キノヒオ。
 とりあえず中で休めるかどうか確認してみようぜ!」
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